私自身が交通事故に合い大ケガをする体験をしました。入院中にはたくさんの方々に支えていただき、人の温かさに助けられ感謝の想いで胸がいっぱいになりました。そんな経験から生まれたのが「自分も人助けの仕事がしたい」という想いでした。この想いがきっかけになり、介護職のキャリアをスタートさせていきました。私が原点に強く持っている人助けへの想いを忘れずに、ご入居者様と接する日々の仕事の中では「いま求められていること」を常に探しながらサービスの質を高めていくことを大切にしています。

ご入居者様が心から安心して住むことが出来る環境づくりが私の最大の役目だと感じているので、職員とともにしっかりと目標を共有し、密に連携をとり常に工夫と改善を進めています。そんな中で、直接ご入居者様の口から「安心してるよ。」とお褒めの言葉をいただけた際には、何ものにも代えがたい強いやりがいと喜びを感じます。

平成12年の法改正をきっかけに介護支援専門員という職業が生まれたことをきっかけに福祉業界に興味を持ち転職しました。転職後は約20年間ケアマネジャーの業務を経験し、とことん現場と向きあってきました。現場に向き合い強く感じたことは、いい施設はご利用者様はもちろん、職員が楽しみながら仕事をしているということでした。この想いは施設運営をする上で何よりも大切にしていきたいものです。いかにして入居者さんに喜んでいただきながら、職員にも働きやすい和やかな環境にしていくか日々研究を重ねながらこれからも精進していきます。

介護の仕事で何よりも大切なことは信頼関係と考えています。だからこそ、ご入居者様との何気ない会話の中で信頼いただけていることを実感した時に強くやりがいを感じます。ご入居して間もない頃は、なかなか目を見て話をしてくれなかった方が目を見て話をしてくれたり、小さな出来事かもしれないですが、私にとっては大きな喜びを感じる瞬間です。